yu's blog

日常生活で気になったことを書くブログ

ニキビと脂漏性皮膚炎とフケに悩んできた歴史

自分の人生はほとんど皮膚病との戦いでした。なんで自分だけこんな目に合うんだ!って子供の頃からずっと思ってたし、自殺は常に考えてましたね。一般的にニキビとかフケってスキンケアのやり方やシャンプーのやり方が悪いからとか思われていて、遺伝的にどうしようもない人もいるってあまりわかってもらえないのが辛いんですよね。

 

ニキビの治療法って人によって合うものが全く異なるので、自分と同じ様な悩みを抱えている人の参考になればと思って記録しておきます。

 

 

中学生の時からフケが大量に出る

小学校の頃までは良かったんですが、中学生になった頃からフケが大量に出始めました。朝シャワーを浴びて髪の毛を洗ってももう、30分後とかには大量にフケが浮いていました。頭をかくと3センチから5センチくらいのかさぶたの様な大きなフケが取れたり。

 

なんでこんなにすぐフケが出るんだ?っていうくらい洗ってもすぐにフケが出てきます。

 

制服が黒だから、フケがすごく目立つんですよね。だから、毎日フケが肩に落ちていないかとか気にしながら生きてるのがしんどかったです。もはやあんまり記憶がないけれど、頭も痒かったはずですし。抜け毛も多かったですし。

 

当時はインターネットなどなかったので、本屋でフケの抑え方みたいな本を読んだら、緑茶で髪を洗うと良いとか書いてあったので、やってみました。もう覚えていませんが、ある程度の期間続けていました。小さなお茶っ葉が髪にくっつくし、特にフケが良くなることもありませんでした。

 

皮膚科に行ってもフケは治らず

 

皮膚科に行ってもフケといえば、コラージュフルフルを薦められるくらいでした。コラージュフルフルを使っても全くフケは改善しませんでした。日本のドラッグストアで売ってる当時は一番有名だったフケ用シャンプー「メリット」ももちろん試しましたが、全く効果なしでした。

 

自分の場合、フケに何が一番効果があったかというと、チョコラBBでした。チョコラBBをニキビのために飲んでいたら、ニキビには全く効果が無かったのですが、フケには良かったみたいです。当時は皮膚科でまだそう診断されてませんでしたが、今思うと脂漏性皮膚炎だったのでしょう。

 

※それから10年とか15年後に使った「ニゾラルシャンプー」が一番効果ありました。

 

ニキビも同時に出る

 

その頃からTゾーンにニキビが出だしました。黄色い膿がすぐに出てきます。たまに大きなニキビもできけれど、主に小さな黄色い膿を持った吹き出物の様なものが毎日数個は出来てました。(この黄色い膿が毛包炎なのか黃ニキビなのかはっきりしませんが、後に使用することになる過酸化ベンゾイルやイソトレチノインは有効でした)

 

皮膚科でもらったのは、アクアチムクリームと硫黄カンフルローションというやつでした。当時ドラッグストアで買えるニキビの薬で一番有名だったのはクレアラシルでした。

 

海外のクレアラシルには「過酸化ベンゾイル」が入っているのに、日本のクレアラシルの有効成分は「硫黄」でしたし、皮膚科も硫黄カンフルローションというのをよく出してました。自分のニキビには全く効かなかったです(笑)

 

抗生物質は耐性ができるし、副作用がひどかった

 

そのニキビはずっと続いていて、高校卒業後くらいに別の皮膚科に行って脂漏性皮膚炎と診断されて、ビタミンB6とビタミンB2とミノマイシンというテトラサイクリン系の抗生物質が処方されました。

 

ミノマイシンはニキビや脂漏性皮膚炎の治療のためによく処方されます。

 

ミノマイシンは最初はすごく効果があって、ニキビも無くなったんですが、長期間(数ヶ月以上とか)飲んでるとアクネ菌とか脂漏性皮膚炎の原因と言われるマラセチアとかに耐性ができて来てしまいます。

 

更にひどい頭痛や倦怠感が続きました。当時は理由が分からなかったのですが、ミノマイシンなどのテトラサイクリン系の抗生物質を飲むと脳圧が上昇して頭痛が発生するんですね。

 

イソトレチノインの禁忌(きんき)として、テトラサイクリン系の抗生物質を飲むということがあります。イソトレチノインも頭蓋内圧亢進による頭痛を発生させる可能性があるので、一緒に飲んではいけないのですね。

 

イソトレチノインはビタミンA誘導体ですが、ビタミンAの接種のし過ぎでも頭痛が起きる可能性があります。

 

ニキビ治療で有名な自由診療の美容皮膚科に行く

ミノマイシンに耐性ができてしまったので、抗生物質以外の治療方法を取らないといけません。この時あたりから、2ちゃんねる(今の5ch)でニキビ治療の最終兵器として「アキュテイン」というものがあるというは知っていましたが、副作用が喧伝されすぎていたので怖くて手をだしませんでした。

 

当時は一般的な皮膚科は保険診療でディフェリンや過酸化ベンゾイルが処方されなかったくらいニキビ治療が遅れていて、先進的なニキビ治療をやっている皮膚科の自由診療の治療を受けるしかありませんした。

 

そこでは、ケミカルピーリングやビタミンCイオン導入、ディフェリンゲル(当時は自由診療)やトレチノインなどを使って治療しました。ケミカルピーリングとイオン導入は2週間に一回行って、ビタミンC誘導体ローションとか薬を買っていたので、治療費は2週間に一回1万~2万円はかかっていたと思います。

 

お金はかかるけど、まあまあ効果はありました。でも、2週間に一回美容皮膚科に行くのってけっこうな負担なんですよね。行き帰りの時間、交通費、治療費があるし。

 

20代前後はバイトをしても、バイト代はほとんどニキビ治療とサプリメントとかに使ってました。

 

Acne.orgの過酸化ベンゾイルを使ってみた

ケミカルピーリングを2週間に1回やって、普段は家でイオン導入器を使ってビタミンC誘導体ローションを顔に塗ってました。面倒臭いですが、ビタミンC誘導体のイオン導入はちょっと皮脂も減るし、まあまあ良いと思いました。ただ、問題は頭皮ニキビには効果がないんですよね。

 

そこで、Acne.orgというニキビ治療のコニュニティーサイトで、過酸化ベンゾイル2.5%のAcne.org Treatmentというものを買って試してみました。使い始めはめちゃくちゃヒリヒリしたり、痒かったり、ものすごい乾燥したりするけど、自分のニキビには効果的でした。

 

まだベピオとか、日本で承認されてなかったので、ずっと過酸化ベンゾイルは個人輸入してました。過酸化ベンゾイルが入ったフェイスフォッシュを個人輸入して、頭皮に使ってましたが、これはそこそこ効果がありました。

 

背中ニキビもたまにできてた

 

顔のニキビをある程度抑えられても、背中ニキビと頭皮のニキビがひどくなってきました。自分の場合にはニキビがひどくなる場所がローテーションしている気がして、顔→頭皮→背中とひどい箇所が時期によって違います。

 

背中ニキビは日常生活をするには目立たなくて良いけど、治療しにくいし、温泉とかプールとかは行きづらくなります。大きい背中ニキビができると、白いTシャツにいつの間にか血が付いてたり、寝る時に痛かったりするしけっこう辛い。

 

そこで、Clean & Clear Continuous Controlという過酸化ベンゾイル10%のフェイスフォッシュをお風呂に入った時に背中に使ってみたところ、だいぶ効果がありました。背中ニキビって自分では薬を塗りにくいので、フェイスウォッシュみたいに洗い流すタイプの方が使いやすいです。

 

ただ、こういった過酸化ベンゾイル入りの商品には大きなデメリットがあって、洗濯物やタオルが色落ちするんです。だから、過酸化ベンゾイルを使っているうちは、高い服とかは着ない方が良いです。もう「色落ちして当然」と思って服を買った方が良いですね。

 

30代前後くらいから頭皮ニキビ、特に後頭部がひどくなる

そしてイソトレチノインへ

顔と背中は抑えられても、頭皮のニキビは非常に治りにくかったです。だから、最終手段としてイソトレチノインに手を出すことになるのでした。